んび入院日記(part2)(2000年11月)

2回目の入院日記を書かずにすむことを願っていたのですが、退院から1ヶ月余りで再入院となってしまいました。
もっとも、今回は検査入院ということで、異常がなければすぐ退院できるはずです。
私にとっての2回目の
入院生活と検査の記録です。
興味のある人は、読んでください。part1を読んでない人は、part1から読んで下さい。


回の退院から
胆のう摘出手術を受けて、退院したのが9月28日で、その後2回の血液検査で肝機能を示す数値が平常値より、高いままという検査結果でした。
数値から見て、胆汁の流れが悪くなっている可能性が高いとの診断でした。
考えられる要因として、@検査から手術の間に、胆石が胆管におちてきた。A手術のときに、胆石が胆管におちてきた。B手術の影響で、胆管が部分的に収縮している。C手術の影響で一時的に数値が上がっただけ。といういくつかのケースが考えられるとの説明でした。
@とAの場合が心配なので、内科の先生から診てもらいなさいとのことで、内科を受診する。

科外来で受診
内科を受診すると、検査はERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影法)という方法で行うとの説明でした。
ERCPは、胃カメラと同じように先端にレンズのついた細い管を飲み、その中に細いチューブを通して膵管や総胆管に造影剤を入れ、その部分のレントゲン写真を撮って診断するそうです。この方法が一番正確に診断できるそうです。外来の検査でもかまわないが、その場合は、胆管に石があってもとることはできず、もう1回入院の上、カメラを飲むことになる。検査入院であれば、胆管に石があっても、その場ですぐ石をとることができ、1回分お得だよ。(回数券じゃあるまいし〜笑〜)との説明があり、「検査入院でお願いします。」と即答する。人間ドックの精密検査で胃カメラを飲んだことがあり、あのつらさを思い出すと、2回も胃カメラを飲む可能性がある外来で検査する気にはなれない。

院(検査)当日
前日の夕食は夜8時までに済ませる。その後は検査終了まで、少量の水以外は絶飲食となる。
入院する病棟は当初6階西病棟の予定が、前日に6階東病棟に変更になったとの連絡が入る。ところが、当日の朝に再度連絡があり、空きベットがでたので、やっぱり西病棟へとのことだった。
入院当日は9時30分に病院へ行き、入院の受付を済ませ、6階西病棟へ行く。ベットの準備をする間に、身長・体重を計り、採血を行う。
病室は6人部屋の660号室で、肝炎や膵炎、ポリープを切除した患者さんが同室だ。
さっそく、膵炎予防のために2種類の点滴を打たれる。ERCP検査で膵管が炎症を起こすと、1週間は絶食となり、その間点滴だけとなるそうで、無事検査が終わること願うのみです。
1時30分頃に検査の呼び出しがあり、1階の内視鏡室へ行くと、液体状とゼリー状の飲み薬を渡される。ゼリー状の薬は、胃カメラの管をのどに通すとき痛みを和らげるためのしびれ薬で、以前人間ドックの精密検査の胃カメラを飲んだときと同じ薬だ。(たぶん)液状の飲み薬も、似たような働きをするのかな。(?)
検査台にのってから、痛み止めの注射をおしりに1本打たれ、点滴からも痛みどめの麻酔薬が入る。少しとろんとする。最初は横向きで、のどから胃カメラが挿入され、十二指腸まで届いたら、顔は横向きのまま腹這いになる。胃カメラをのどに挿入されるときが一番つらいが、入ってしまうと少しは楽になる。検査時間は想像していたより、短くてすみ助かった。病室に戻るときは、麻酔の影響でふらつくので、車椅子で戻る。
夕方には内科主治医のN先生がきて、「胆管には石はなかったが、部分的に狭くなっているところがある」「外科のK先生と相談したが悪性ではないだろう」とういうことで、翌日退院の許可がでる。
幸いにして検査の後遺症による腹痛が起きることもなく、夕食の許可もおりる。ただし、夕食は8時までおあずけ、朝飯・昼飯抜きのため、お腹がすく。
深夜には、点滴も終了する。私は寝ていたのだが、時間をみて夜勤の看護婦さんが点滴の管をはずしてくれる。ただし、点滴が再度必要になるかもしれないので、点滴の針は腕に刺したままだ。

退
たった1日の入院ですみ、しかも胆管には胆石は詰まっていないということで一安心だ。
朝食後に、点滴の針をはずしてもらい、請求書と外科外来の診察券をもらう。
来週の診察時には、肝機能の数値が平常値に戻っていることを切に願う。何といっても、もうすぐ忘年会のシーズンで、お酒を飲む機会が増えるのに、自分だけ飲めないのはつらいぜ。
同室の皆さんにあいさつをし、会計をすませて退院する。今回は入院と検査で8万3千円、自己負担1万8千円でした。

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