鳴倉山オープンカップレポート(1998年5月4日)

今年もシバタフライングクラブは頑張ったぞ!(鳴倉山オープンカップ)
 5月3日の天気予報は、全県雨・雨・雨・雨・雨。
 案の定、3日は早朝から気持ちいいほどの降り。朝5時過ぎには、大姉御の村山さんから「今日は中止だよ!」の連絡が入る。
 仕切直しとなった翌4日は、天気予報も良く、集合場所の原信へ急ぐ。
 集まったメンバーはたった5人。10数人でエントリしてあったはずなのに、これはどうしたことかと思っていたら、姉御いわく「他のメンバーは都合が悪くなったんだって」
とちょっとがっかりした様子。
 メンバーはデフェンディングチャンピオン潟東の田辺さん、機体をスペクトラに代えてからワンランク上の飛び見せている豊栄の田辺さん、蛍光色のオレンジが目にまぶしいA5を駆る田村さん、機体をフューチュラに代えてから飛びだけでなく口の方も絶好調な村山姉御、体重増で翼面荷重が気になる小生の5人でした。
 車中で(無駄とは思いつつ)あれこれ作戦を練りながら車を走らせると、目的地の小出ICにすぐ到着する。主催者の南雲さん宅は小出ICのすぐ近くだ。天気も徐々に良くなってきている。
 聞けば、うちのクラブが大幅にキャンセルしたこともあって、参加者は20名ちょっととのことで、ランディングにさえ入れば何か商品はゲットできるのではと一同ぬか喜びをする。(このときは本当にぬか喜びになる人があんなに大勢でるとは、誰も考えていなかったのだ。)
 恐怖の鳴倉山の登り道(下りはもっと怖いぞ!怖いぞ!)を山頂近くまで進めると、やっぱりというか当然というか急坂を登れない車が1台。
 山頂は鳴倉山とはにわかに信じられないほどの中賑わい(大賑わいにはちとたりんのだ!)で、大会のムードも盛り上がってくる。
 競技内容は、「セットタイム」+「シークレットパイロン」で、ランディング場に入らなければ得点にならないというルールだ。シークレットパイロンは、どこにあるか分からず、へたな高度でパイロンを探しに行くと高度をロスして中途ランディングとなり、無得点になってしまう。その辺の見極めがポイントかな。
 12時を過ぎる頃から、コンデションがよくなり始めたので、地元の高野さんが「フライトタイム3時間」と申告して、ダミーを兼ねて1番手でテイクオフする。
 ところが、ステイするにはもう少しというコンデションで15分程度でランディングしてしまう。3〜4番手がでるころには、コンデションも安定してきて、次々とパイロットがテイクオフしていく。うちのトップバッターは潟東の田辺さん。頑張れ!!!
 私も「1時間30分」の申告で、テイクオフする。すぐにサーマルをヒットし、450mゲインして、シークレットパイロンの一つの「湯之谷小学校」をとり(確認し)に行く。直線距離で1kmで、小学校の真上までいってもパイロンは確認できず(パイロンはなく)、テイクオフに戻るとマイナス50mまでロスしていた。内心「やばい」と思いつつ、何とかサーマルを探して上げ直すことに成功する。この段階で、距離的にきついパイロン2つはあきらめて、残りの2つのパイロンは、最後のランディング前にとりに行くことにして、とにかくセットタイムの1時間30分をまずクリアすることに専念する作戦に変更する。
 そうは言っても、時間を稼ぐにはサーマルソアリングで滞空時間を稼ぐしかなく、徐々に強くなるサーマル(一時は+7m/secのサーマルあり。怖かったよう!)に挫けそうになる自分を励ましながら、サーマルを出たり入ったりの繰り返しで、何とか時間を稼ぐ。上空から見ていると、風が強くなり、ランディングに届かず河原や農道、中には不幸にも田んぼ沈する機体が結構多い。
 1時間20分経ったことを確かめてから、シークレットパイロンの「市民文化会館」と「深雪の里」をとりに行ったが、やっぱりパイロンは見つからず、仕方なくランディングに向う。ところが、この日はランディング上空もサーマルがあり、なかなか降ろせずに、結局4分オーバーの1時間34分でランディングする。
 きけばランディングに届いたのは、たったの8人でそのうち4人がわがクラブのメンバーとのことで一同ほっとする。最終成績が発表されるまでに、準備してきた豚汁を食べながらビールで乾杯。「あれが失敗だった。」「セットタイムをしくじった。」等々、例によって地元勢も交えて賑やかなこと。
 最終的には、一番遠いところ(湯之谷中学校)にあったシークレットパイロンをとり、2時間のセットタイムもほぼ完璧にこなした2人が、優勝・準優勝となる。
 最終成績  優 勝 山崎(長野県)                     
         準優勝 南雲 亘(六日町)
         3 位  丸岡 昭一
         4 位  田村 正行
         5 位  村山 恵美子
         8 位  田辺 明宏
         努力賞  田辺 久夫
 地元もシバタフライングクラブには好意的で、フライト確率・トップアウトの確率も高い鳴倉山エリアにみんなでまた行きましょう。
 
 ホームへ戻る クラブの部屋へ戻る